注文住宅やリノベーションを検討中の方から、「廊下や書斎が夏暑く、冬寒い」「全部の部屋にエアコンを付けるとコストが心配」というご相談をよくいただきます。
そんなお悩みを解決する、シンプルかつ効果的な「魔法のアイテム」をご存知でしょうか?今回は、三菱電機などが展開している補助送風機「アローファン」をご紹介します。
アローファンとは?仕組みはいたってシンプル
アローファンを一言で言えば、「隣の部屋の快適な空気を、別の部屋へ送り届ける専用ファン」です。
- 仕組み: 暖房・冷房が効いている部屋と、空気を送り込みたい部屋(書斎、家事室、寝室など)をダクトでつなぎ、ファンで空気を強制的に移動させます。
- 活用シーン: 「エアコンを設置するほどではないけれど、空気がこもる小さな個室」に最適です。
※参考イメージ:三菱電機 カタログ「アローファン」より
アローファンを採用する3つのメリット
- 設備コストの大幅カット 各部屋にエアコンを増設する必要がありません。本体価格もエアコンより安価で、家計に優しい設計が可能です。
- 省エネ&メンテナンスの簡略化 稼働するのは1台のエアコンと小型ファンのみ。将来的なエアコンの故障による買い替え費用も1台分で済むため、長期的なランニングコストを抑えられます。
- 間取りの自由度が上がる 室外機を置くスペースがない部屋や、構造上エアコンの配管が難しい部屋でも、アローファンなら快適な温度環境を作れる場合があります。
知っておきたい「音」のデメリット
非常に便利なアローファンですが、設計事務所として事前にお伝えしておきたい注意点が「運転音」です。
ファンが回転して空気を送り出すため、どうしてもブーンという稼働音が発生します。静かな寝室や、集中したい書斎に設置する場合は、取り付け位置や遮音対策をセットで検討するのがプロの視点です。
まとめ:賢い空調設計で「心地よい家」を
アローファンは、シンプルながらも住宅のエネルギー効率を高めてくれる優れた設備です。
「個室にも冷暖房が欲しいけれど、予算やスペースが気になる」という方は、ぜひ一度選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?建物の断熱性能や間取りに合わせて、最適な空調計画をご提案させていただきます。





