設計の仕事をしていると、キッチン形式の相談は頻繁に受ける。なかでも「ペニンシュラと2型、どっちがいい?」は答えが一筋縄ではいかない。パッと見た差は小さいのに、暮らしへの影響は大きい。今回は自邸の設計で私自身がどう考え抜いたかを記録しておく。 Option A ペニンシュラキッチン メリット 開放感・LDKとの一体感が高い 来客対応や子どもの見守りがしやすい 導入コストが抑えやすい デメリット 油煙・臭いがLDKに広がりやすい 作業面が限られる 調理中の手元が見えやすい TOOLBOXキッチン 参考価格 約 100万円 今回の選択...
お役立ち情報
天井は「低い方がいい」という選択肢───自邸設計紹介
現在、自邸の設計を進めています。 そこで私が選んだ方針のひとつが、「天井高さはあえて低くする」というもの。 「え、天井は高い方がいいんじゃないの?」 そう思われた方も多いかもしれません。確かに、開放感のある高天井は人気です。不動産広告でも「天井高2.7m!」「吹き抜けあり!」というフレーズはよく見かけます。でも、設計者として長年住宅に関わってきた立場から言うと、天井の高さは「高ければ高いほど良い」というものではありません。 今回は、低天井を意識的に選ぶことのメリットを、設計者目線でお伝えします。 低天井を選ぶ5つのメリット ①...
【自邸設計レポート】ツールボックスのキッチンショールームへ行ってきました|設計事務所のキッチン探し
住宅設計を進めるうえで、キッチン選びは家づくりの中でも特に重要なポイントのひとつ。毎日使う場所だからこそ、デザインだけでなく機能性や使い勝手にも徹底的にこだわりたいものです。今回は自邸の設計に向けて、カスタムキッチンメーカーでもある「ToolBox(ツールボックス)」のショールームへ足を運んできました。 ツールボックスってどんなメーカー? ツールボックスは、既製品のシステムキッチンとフルオーダーキッチンの中間を埋めるような存在のメーカーです。...
建築士が自邸を設計中!キッチンショールーム巡りレポート【キッチン編】
こんにちは、+Pアーキテクツの櫻井です。現在、自邸を設計中のため、水回りのメーカー選びを進めています。今回はキッチン編として、複数のショールームを訪問した体験レポートをお届けします。 キッチン選びに「掃除のしやすさ」は外せない条件 わが家の妻は、汚れを見つけると作業の手を止めてすぐ掃除機を取り出すほどの掃除好き。そんな妻と一緒に、パナソニック・リクシル・TOTO・タカラスタンダードの4社のショールームを巡りました。 比較検討の結果、現時点でタカラスタンダードが優勢です。その理由は2点。...
新築とフルリノベーション どっちがどのくらい安い?実例価格で徹底比較
フルリノベ 古家購入+リノベ 古家購入費700万円 リノベ工事費2,500万円 合計3,200万円 新築 土地購入+新築 土地購入費700万円 建築工事費2,900万円 合計3,600万円差額 400万円 新築の方が高いが、性能・保証・資産価値を考慮するとコストパフォーマンスは新築が優位になりやすい フルリノベが意外と高くて、思ったほど金額に差は出ないといった感じでしょうか フルリノベーションと新築の側面別分析 01|費用・コスパ...
設計事務所という選択肢を一度だけ試してみませんか。
無難でクレームの来にくい家か、時間をかけて自分だけのバランスを探した家か。そして「設計事務所は高い」という思い込みを、数字で解いてみます。 家を建てるとき、多くの人がハウスメーカーか工務店を選びます。 設計事務所という選択肢は、なんとなく「こだわりの強い人向け」「お金のかかる話」と 思われがちです。でも本当にそうでしょうか。今回は、その思い込みを少しだけほぐしてみたいと思います。 2つの選択 どちらの家に住みたいですか 設計には、大きく分けて2つの方向性があります。どちらが正しいということではありません。...
あなたが過ごしやすい家は誰でも設計できるわけではない
同じものの絵をかいても、全く同じ柄が存在しないように、設計者が変われば、家はまったく別のものになります。その違いの正体と、本当に大切なことについて、率直に書きます。 住宅の設計は、「誰に頼むか」でその内容が根本から変わります。同じ敷地、同じ予算、同じ家族構成でも——設計者が違えば、できあがる家はまったく別物です。 これは、デザインの好みの話ではありません。「何を重要視するか」の思想の違いです。 問題の本質 大きな組織ほど、家は「無難」になる...
【建築のプロが推奨】ディズニーより面白い!?古民家の聖地「日本民家園」で知る“暮らしのカタチ”
「テーマパーク」と聞くと、真っ先に某有名ネズミの国を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも実は、日本には隠れた「暮らしのテーマパーク」があるのをご存知でしょうか? 神奈川県にある『川崎市立日本民家園』です。 ここは単なる資料館ではありません。北は東北、南は沖縄まで、日本全国から本物の古民家を移築・復元した、いわば「住まいのタイムトラベル」が楽しめる場所なんです。 なぜ、設計士は古民家に惹かれるのか? 私は古民家が大好きです。なぜなら、そこには「名もなき住まい手の知恵」が、嘘偽りなく形として現れているからです。...
【土地探しの盲点】100点満点の土地に潜む「最後にして最大の罠」とは?
「ついに見つけた…!」 そんな手応えを感じながら、今回も理想の土地を求めて現地調査へ行ってきました。 完璧すぎるスペックに、期待は最高潮 事前に資料で確認した条件は、まさに「文句なし」。 東側がパッと開けた、開放感抜群のロケーション ハザードマップも真っ白(安全!) 前面道路は整備されていて広々 おまけに駅まで徒歩圏内 Googleストリートビューで予習した限りでは、周囲は緑豊かでのどかな風景が広がり、近隣の住宅も素敵なお家ばかり。「これは運命の出会いかもしれない…」と、鼻息を荒くして車を走らせました。...
【土地探しのプロが断念した理由】オーシャンビューの候補地で見落としがちな「街の将来性」と「接道」の重要性
土地探しの旅は、まだまだ続きます。 これまで多くの物件を巡ってきましたが、先日、新たな候補地に出会いました。 条件は「オーシャンビュー」「ハザードマップ外」「手頃な価格」。 一見すると理想的に思えるその敷地について、プロの視点からなぜ断念したのか、その理由をお話しします。 1. 遠景に海を望む、高台のロケーション 今回の候補地は、少し距離をおいて海を遠景で眺める形になります。 徒歩で海岸までアクセスできる距離感で、潮風を感じながらも静かに暮らせそうな場所でした。 もちろん、敷地自体には車でしっかりとアクセス可能。...






