無難でクレームの来にくい家か、時間をかけて自分だけのバランスを探した家か。
そして「設計事務所は高い」という思い込みを、数字で解いてみます。
家を建てるとき、多くの人がハウスメーカーか工務店を選びます。 設計事務所という選択肢は、なんとなく「こだわりの強い人向け」「お金のかかる話」と 思われがちです。でも本当にそうでしょうか。今回は、その思い込みを少しだけほぐしてみたいと思います。
2つの選択
どちらの家に住みたいですか
設計には、大きく分けて2つの方向性があります。どちらが正しいということではありません。 ただ——あなたがどちらを求めているかは、最初に確認しておく必要があります。
選択 A
無難で、クレームが来にくい家
平均的な家族に合わせた間取り
習慣や価値観には深入りしない
短い打ち合わせで効率よく決まる
誰が住んでもそれなり
選択 B
時間をかけて、自分だけのバランスを探した家
あなたの習慣・価値観を深く聞く
削るところは削り、大切なところを活かす
打ち合わせに時間と手間がかかる
あなたにしか合わない家になる
大きな組織の設計が悪いわけではありません。しかし、多くのスタッフが多くのお客様を対応する仕組みの中では、 「あなたの暮らし」より「平均的な暮らし」が中心に置かれていきます。 深入りしないことが、クレームを生まないための合理的な選択だからです。
無難な設計とは、失敗しない設計のことです。
しかしそれは、あなたにとって「最適な家」でもありません。
費用の構造
「設計事務所は高い」は本当か
ここが最も誤解されやすい部分です。 「ハウスメーカーは安い、設計事務所は高い」というイメージは根強いですが、 費用の構造を見ると、話が変わってきます。
ハウスメーカー総額 3,500万円 / 利益率 約40%
建物の原価 約2,500万円
広告・展示場費等 約1,000万円
※ 広告費・展示場の維持費・全国ネットワークの運営費などに充当
地場の工務店総額 3,500万円 / 利益率 約25%
建物の原価 約2,800万円
経費等 約700万円
※ 地域密着型のため広告・維持コストが少ない
300万円
この差額が意味すること同じ3,500万円を払っても、ハウスメーカーと地場工務店では建物の原価に約300万円の差が生まれます。 この300万円は、ブランドの安心感・知名度・全国ネットワークへの対価です。
「大手だから安心」という価値に300万円を払うことは、必ずしも間違いではありません。 ただ、その300万円を建物の質・素材・設計の深さに回すという選択肢も、確かに存在します。 どちらに価値を感じるかは、あなた自身が決めることです。
設計事務所に支払う設計料は、一般的に工事費の10〜15%程度です。 しかし設計者が介在することで、施工会社の見積もりを複数社で比較検討でき、 工事費そのものを適正化できるケースも少なくありません。 「設計料がかかるから高い」という単純な話ではないのです。
設計事務所という選択肢を、
試してみませんか。
まだ土地も決まっていない段階でも、「こんな暮らしがしたい」という 漠然とした気持ちだけでも構いません。 私たちは、あなたの習慣や価値観に深入りすることを、仕事にしています。 無難な家ではなく、あなたにとって本当にベストバランスな家を一緒に探しませんか。
今まで通り習慣・価値観には深入りせず、無難でクレームの来にくい家をつくる
設計事務所の選択時間をかけて、削るところは削り、大切なところを活かした家をつくる
