設計の仕事をしていると、キッチン形式の相談は頻繁に受ける。なかでも「ペニンシュラと2型、どっちがいい?」は答えが一筋縄ではいかない。パッと見た差は小さいのに、暮らしへの影響は大きい。今回は自邸の設計で私自身がどう考え抜いたかを記録しておく。 Option A ペニンシュラキッチン メリット 開放感・LDKとの一体感が高い 来客対応や子どもの見守りがしやすい 導入コストが抑えやすい デメリット 油煙・臭いがLDKに広がりやすい 作業面が限られる 調理中の手元が見えやすい TOOLBOXキッチン 参考価格 約 100万円 今回の選択...
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創建工房モデルハウス訪問レポート|細部に宿るディテールへのこだわり
創建工房モデルハウス訪問レポート|細部に宿るディテールへのこだわり 先日、別件の打合せの帰りに、工務店・創建工房さんのモデルハウスを見学させていただきました。あいにくの土砂降りにもかかわらず、社長さんが快く対応してくださり、じっくりと見て回ることができました。 バルコニーのテーブル兼ベンチ モデルハウスに足を踏み入れると、まずバルコニーのテーブル兼ベンチが目に飛び込んできます。屋外で食事や読書ができるだけでなく、来客時の腰掛けとしても使える、暮らしに寄り添う実用的な提案です。 玄関扉——オブジェとして成立するデザイン...
【インテリアショップ紹介】和歌山のCASAで見つける、暮らしを彩る一品
オーダーしていた椅子が完成したので、受け取りがてら和歌山市内のインテリアショップ「CASA」へ足を運んできました。 店内はコンパクトながらも、フレグランスなどの上質な雑貨から照明器具、家具まで、センスよく密度高く展示されています。訪れるたびに新しい発見があり、インテリアの参考になるお店です。 空間づくりを仕事にしている私たちでも、つい長居してしまうほど。一緒に訪れた妻は、愛らしい小鳥の置物に目が留まり、気づけばレジへ向かっていました。...
間取りで迷走しないためにまず「暮らし」を言語化する
間取りだけを先に考えると、打ち合わせを重ねるうちに「結局何がしたいのか」が見えなくなってしまいます。私たちが自宅を設計するときも、お客様の家を設計するときも、やることは同じ。まず「どんな暮らしをしたいか」を書き出すことから始めます。 なぜ間取りから始めると迷走するのか 「リビングは広くしたい」「収納を増やしたい」――こうした要望は、本来の目的ではなく手段です。手段を先に積み上げても、根拠のない選択が増え、最終的に「何のための家か」が曖昧になります。 設計には順番があります。暮らしのイメージ → 必要な機能・空間 →...
泉州(岸和田・和泉)で設計事務所に頼むといくらかかる?費用の全体像を正直に解説
+Pアーキテクツは断熱等級6・耐震等級3という高い性能を基本仕様にしています。そのため、坪単価は一般的な住宅よりやや高くなります。 新築:110〜120万円/坪 リノベーション:90〜110万円/坪 なぜ高いのか? 坪単価が高い理由は「儲けが多いから」ではありません。断熱等級6・耐震等級3という性能を確保するためには、断熱材・窓・構造材のグレードがおのずと上がります。「安く建てて後から光熱費で損をする家」より、「最初に正しいコストをかけて長く快適に住める家」を目指しているからです。...
【土地探し】「海が見える家」を諦めた先に気づいた、本当に大切な「景色の条件」
「いつかは海が見える場所に自邸を構えたい……」 そんな憧れを抱きながら続けてきた土地探し。しかし、ハザードマップの検討や予算、そして物件数という現実に直面し、私は一度立ち止まって条件を整理し直すことにしました。 ふと冷静になって自問自答してみます。 「私は、そこまでして毎日海を見たいのか?」 実を言うと、趣味の釣りの最中に嫌というほど海とは向き合っています。「日常に海が必要か?」と考えると、意外にも「そこまでではないかも」という答えに辿り着きました。...
南面の窓でも日射取得は変わる?パッシブデザインの有無で比較した日照シミュレーション
注文住宅の設計において「南向きの窓を作れば冬は暖かい」と思われている方は多いのではないでしょうか。しかし実際には、同じ南面の窓でも設計の仕方によって日射取得量は大きく変わります。 そこで今回、同じ大きさの南面の窓を4か所に設けた場合に、パッシブデザインの有無によってどれほど日射取得に差が出るのかを検証するため、日照シミュレーションを動画にまとめました。 今回の検証では、 窓の大きさ 窓の向き(南面) といった条件を同じにした上で、建物の形状や設計の工夫による日射の入り方の違いを比較しています。 一見すると同じ条件に見える窓でも、...
【動画】住宅密集地でも冬に暖かい家はつくれる|30坪の狭小地で日射取得を検証したケーススタディ
住宅密集地で家づくりを検討されている方から、よくこんなご相談をいただきます。 「周囲に家が建っているので、日当たりはあきらめるしかないのでしょうか?」 確かに、住宅密集地の敷地では周囲の建物の影響を受けやすく、十分な日射を確保することが難しい場合があります。しかし、設計の工夫によって日射を取り込み、冬でも暖かい住まいをつくることは可能です。 そこで今回は、住宅密集地の30坪の敷地に建つ狭小住宅を想定し、日射取得のシミュレーションを行ったケーススタディーを動画にまとめてみました。 この検証では、 周囲を住宅に囲まれた敷地条件...
住宅密集地の家づくり|将来は1階リビングに変えられる住まいの設計
昨日のブログでご紹介した、住宅密集地の北側接道の敷地に建つファミリー向け住宅プラン。実はこのプランには、もう一つ大切な設計の工夫があります。 それは将来「1階リビング」に変更できる住まいとして設計していることです。 若い頃は快適な「2階リビング」 住宅密集地では、周囲の建物の影響で1階に十分な日射が入りにくいことが多くあります。 そのため今回のプランでは、光と風を取り込むために2階リビングとしています。 ・明るいリビング・外からの視線を避けられる・屋上デッキとのつながり...
ハウスメーカーでは選べない?後悔しない家づくりは「設計者選び」から始まる
注文住宅を検討していると、「ハウスメーカーの設計担当者に不満がある」という声を目にすることがあります。 実は、ハウスメーカーでは設計担当者を自分で選ぶことができないケースがほとんどです。 会社側で担当者が決まり、その人と家づくりを進めていくことになります。 大きな会社だから安心?実は担当者で家づくりは変わる 多くの方は 大きな会社だから安心 有名なハウスメーカーだから大丈夫 と思いがちです。 しかし実際の家づくりは、会社ではなく「担当者」との共同作業です。 同じ会社でも 提案力 ヒアリング力 デザイン感覚 コストバランスの考え方...





