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自邸のキッチンの悩み。ペニンシュラか2型か。

2026年05月07日 | お役立ち情報, お知らせ, 建築家の自邸

設計の仕事をしていると、キッチン形式の相談は頻繁に受ける。なかでも「ペニンシュラと2型、どっちがいい?」は答えが一筋縄ではいかない。パッと見た差は小さいのに、暮らしへの影響は大きい。今回は自邸の設計で私自身がどう考え抜いたかを記録しておく。

Option A

ペニンシュラキッチン

メリット

  • 開放感・LDKとの一体感が高い
  • 来客対応や子どもの見守りがしやすい
  • 導入コストが抑えやすい

デメリット

  • 油煙・臭いがLDKに広がりやすい
  • 作業面が限られる
  • 調理中の手元が見えやすい

TOOLBOXキッチン 参考価格

約 100万円

今回の選択

Option B

2型キッチン

メリット

  • 作業面積を広く確保できる
  • 用途別に作業ゾーンを分けられる
  • 3人の同時調理にも対応
  • 手元を隠したまま調理できる
  • 油煙・臭いがLDKに広がりにくい

デメリット

  • 収納量・家電スペースがやや減る
  • 開放感はペニンシュラに劣る
  • 導入コストが上がる

TOOLBOXキッチン 参考価格

約 120万円

こんな方には2型キッチンがおすすめ

以下の5つに多く当てはまるほど、2型の恩恵を強く感じられる。

01

料理好き・作業量が多い

二列の作業台で段取りが格段に楽になる。

02

夫婦・家族で一緒に料理したい

向かい合わせで動線が干渉せず、共同作業を楽しめる。

03

独立・セミクローズ型の間取り

適度な開放感を保ちつつ、機能性を優先した設計に自然にフィット。

04

収納より作業面を優先したい

収納量の減少を許容できるなら、その分だけ手を動かせる場所が増える。

05

掃除の手間を省きたい

オープンな見た目なのに、構造上LDK側への油跳ねが起きにくい。「開放感」と「掃除のラク」を同時に取れるのが2型の隠れた強みだ。

迷ったとき私が決め手にしたのは「どちらの後悔が取り返しにくいか」という問いだった。

開放感は全体で確保して十分あり、廊下レスにしたのでトイレ側にワンクッション欲しい。

作業面の狭さはモノを減らしても変えられない。そう考えて、2型を選んだ。